ちばZOOフェスタ、クラウドファンディングリターンの様子!
千葉大学文学部2年の重本栞里です!
2021年7月より、地域志向型インターンシップに参画し、幕張PLAYのインターン生として活動しています。
11月3日千葉市動物公園で開催された「ちばZOOフェスタ・2021」に、クラウドファンディングのリターンとして「革榮の辻榮さん」による革のワークショップが開催されたので、活動レポートとして皆様にお届けします!
イベント概要
11月3日千葉市動物公園で開催された「ちばZOOフェスタ・2021」に、クラウドファンディングのリターンとして「革榮の辻榮さん」による革のワークショップが開催されたので、活動レポートとして皆様にお届けします!
文化の日だったこともあり、親子連れのお客さんで大盛況です。今回のクラウドファンディングは千葉市動物公園の「屠体給餌(とたいきゅうじ)」の取り組みを支援するものです。「屠体給餌」とは、千葉県内で農作物や人に被害をもたらす、野生のシカやイノシシなどの有害鳥獣を屠殺(とさつ)し、その駆除された命をただ廃棄するのではなく、無駄にしないように餌として肉食動物に与える取り組みのことです。千葉市動物公園では飼育しているライオンやハイエナのQOL(Quality Of Life)「生活の質の向上」と、千葉県が抱える「害獣問題への理解促進」を目的とし、このプロジェクトを進めてきました。
またプロジェクトに参加していただいた「革榮の辻榮さん」はもともと命を無駄にしないというこだわりから、将来的に土に還るように薬品を使わず革をなめす手法を用いたり、害獣の革を使って作品を作ったりする活動を行われてきました。同じ志を持った二つの団体様を幕張PLAYがお繋ぎし、今回のワークショップの開催に至りました。
ワークショップの様子
ワークショップではクラウドファンディングに参加していただいた方に革のキーホルダーやコインケースへの刻印を体験していただきました。お年寄りの方から小さなお子様まで様々な方が参加され、ハンマーを使って模様や文字を革につけていく作業に夢中になっておられました。ハンマーをたたく音が軽やかで、まわりにいらっしゃった方も「何してるのかな?」手元をのぞき込んでおられました。
コインケースやキーホルダーに使われている革を実際に触ってみるとつるつるしてながらもしっかりと厚みのある感触で、害獣のものとは思えないほどきれいなキャラメル色をしていました。辻榮さんによると使っていくにつれ、色が濃くなり味が出てくるそうです。展示されている辻榮さん作品に来園者も興味津々でした!
参加者の方にインタビュー!
最初に刻印を体験していただいたのは、千葉市動物公園でボランティアとして働いていらっしゃる方でした。退職後社会に恩返しがしたいと思い、たくさんのボランティアの中から動物に関わる仕事が自分に合っていると考え、今のお仕事をされているそうです。動物にふれあう仕事をするために、何度も図書館に足を運び動物について勉強し、今では仕事を通して動物のことが大好きになったと笑顔で語ってくださいました。そのようなご経験から「屠体給餌」の活動に非常に賛成しておられ、2回もクラウドファンディングにご支援してくださったそうです。
またクラウドファンディングに参加していない方でも有償でワークショップに参加していただき、屠体給餌の活動について知ってもらうことができました。予約殺到で大賑わいの一日でした!
革榮の辻榮さんから一言
最後に辻榮さんに今回のワークショップおよび、ご自身の活動についてインタビューをさせていただきました。「今回のワークショップを通して、楽しみながら命の大切さについて子供にも知ってもらいたい。動物を『とる・食べる・使う』という三つをより多くの方に考えてもらいたい。」と語っておられました。
動物の命の大切さとクラウドファンディングよって今回の取り組みが多くの人に広がっていく様子を感じる事のできる一日でした!
千葉市動物公園さんのご紹介
・千葉市動物公園HP
https://www.city.chiba.jp/zoo/
・千葉市動物公園Twitter
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・千葉市動物公園YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCk9Huw8uFABc1qRhp20uU9w
革榮さんのご紹介
・革榮さんのHP
https://www.kawazakae.com/
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