プロフィール
株式会社エムフロ メディアDiv. マネージャー 渡邉 潤氏
大手IT企業入社後、インターネット通販に興味を持ち起業。商品数の増加とともに、リソース不足の壁に悩み、在宅スタッフやクラウドソーシングを活用。 自身の実践経験を活かし、総合型スキルシェアマーケット「クラウディア」に参画。現在は責任者として従事。千葉県我孫子市出身。
限られた時間の中でもスキルや経験が活かせる働き方
趣味や嗜好・目的に合わせた多種多様なメディアを運営し、その知見とノウハウを生かしたマーケティングコンサルティングを行なっている株式会社エムフロ。渡邉さんは、エムフロのクラウドソージングサービスにおける責任者として、人と人をつなげるサポート役として活躍しています。
「最近、副業が広まってきたなと実感していますが、やはり時間の制限がある中で仕事を受けるというのが基本です。たとえば、妊娠や出産によってフルタイムで働けなかったり、パートナーの転勤が多く一定の場所で仕事ができなかったり。そういう方たちでも時間も場所も関係なく仕事ができるのが「クラウドソーシング」です。ご自身のスキルや今まで経験したものを今置かれている場所以外でも発揮していける。それが誰かのためになるっていうのもまたクラウドソーシングの面白いところなんじゃないかと思っています」
元々、ご自身でも小さな会社を営んでいたという渡邉さん。そのときすべての仕事を自分でこなし、人に依頼することこそ面倒臭いと思っていたのだそう。自分以外の誰かに仕事をお願いすることは、ただ楽になるだけでなく、それ以上のメリットもあるといいます。
「自分で会社をやっていると、楽をしちゃいけないっていう思いがどこかにあるんですよね。楽をすることによって、それ以上に得られるものがあるんです。副業もそうですが、皆さんがいつでもどこでも働けるという社会になってきていますよね。企業側が副業を認める風土もできはじめ、最近でも私の周りで副業をはじめたという方も多くいます。なんなら自分も副業はじめようと思ったりしていて、自分の中にもノウハウが貯まるよう情報をチェックしています(笑)」
人の温かさがあるクラウドソーシング『Craudia―クラウディア―』
ひとえに“ふくぎょう”といっても、複数の事業を行う「複業」と二番目の仕事という意味合いでの「副業」があります。渡邉さんが提供しているエムフロのクラウドソーシングプラットフォーム『Craudia』では、どちらの割合が多いかを聞いてみました。
「仕事する内容にも寄ってきますが、多いのは後者の「副業」です。「複業」、いわゆるパラレルワークになりますが、その場合、よりプロフェッショナルな要素が求められ、複数の会社をまたいで仕事をこなしている方が多いような印象ですね。弊社でも複業ニーズに合わせ、どんどんサービスを提供できるよう準備をしている最中です」
会社が社員を求めない時代。パートナーシップをより重視する企業も多くなりつつある今、クラウドソーシングに求められているものは?
「それぞれの得意を共有し合うというスタイルがいちばん良いのではないでしょうか。自分がすべてを持っている必要はなくて、必要なものをお互いに補い合う。ひとりで起業してリソースがなくても、声をあげればそこに集まってくれるパートナーが見つかると思います」
クラウドソーシングの分野でさまざまなプラットフォームが提供されていますが、『Craudia』はその中でも特に特徴的なプラットフォームです。
「『Craudia』は、小規模で初めてクラウドソーシングを導入するという方が多いのが特徴です。企業側は人材を探すのが難しかったり手間がかかったりしますし、個人は「いつ選ばれるのかな……」という不安を抱えたまま待っている状態だったりということが多々あります。依頼する側もお仕事をする側もできる限り長く続いてほしいので、私たちが間に入ることで円滑に且つ継続的に動かせるようにサポートしています」
クラウドソーシングというと一般的にはクラウド上ですべてを解決するというサービスが多い中、アナログの良さも取り入れている『Craudia』。プラットフォームの裏側でプロフィールを把握した上でどの企業とマッチングするかを人の手で行う温かいサポートで、人と人をつないでいます。メディア事業やコンサルティング営業をベースにしているエムフロだからこそできるサービスではないでしょうか。
「プラットフォーム事業というと専門の大手企業がやられているところが多いのですが、弊社の場合、色々な事業がある中のひとつの事業っていうところが強みかもしれません。クライアントリソースが多い会社なので、クライアントの悩みを把握しやすいという利点があります。たとえば、クリエイターなど会社にいないリソースを、クラウドソーシングを活用して集めたり。そうはいっても、まだまだ導入障壁を感じている企業や過去に失敗したという声も多く聞かれます。依頼主にとっても仕事を受ける側にとってもメリットがあるクラウドソーシングだと思うので、そんな方々に寄り添っていきたいなと思っています」
サービスの輪は国内から海外へ!これからの働き方とは?
新型コロナウイルスの流行をきっかけにテレワークが浸透し、オフィスがいらないという価値観も普及。二拠点生活をしているというワーカーも増え、働き方の幅は無限になっています。これからの5年後、10年後の働き方について渡邉さんに聞いてみました。
「少子化が加速し、どんどん人口が減っています。そんな状況で事業をどう推進していくとかいうのが肝になると思いますが、そうなるとクラウドソーシングは必要不可欠。すべての人的リソースが揃っているという状態はほぼないですし。自分じゃなければダメなのか、社内に触れるのか、社外社内じゃなきゃダメなのか、社外に触れるのかということを仕分けして、社外に振れるものはすべて出しなさい、というようなことを一度やってみたことがありました。そうしたらみんな1日あたり1時間くらい時間が空くんですね。そうすると、週5時間、1ヶ月20時間が空く。その時間を攻めの時間にあてることにしました。自社でも『Craudia』を活用しています」
最近、『Craudia』で仕事をしている方からの紹介が増えてきたんですと渡邉さん。
「国内に留まらず、旦那さんの仕事の関係で海外に駐在している方の登録も多いんです。優秀な方も多いですし、日本人とのネットワークもお持ちです。ひとりがお仕事をすると「この人の仕事をしたいんです」というような紹介もあります」
最後に、セミナーに参加する皆さんへのメッセージを聞いてみました。
「今回の『クラウドソーシング活用セミナー』の実践編のゲストに、実は当社の顧問になってくれている方がいます。なんと、社員全員がリモートワークなんです!全国のクラウドワーカーたちを束ねて仕事を進めるのがすごく上手で、当社の『Craudia』を使っている方の中でもいちばん使いこなしています!ぜひセミナーでクラウドソーシングの使い方について聞いてみてくださいね!」
渡邉さんに会いに行こう!10月27日(木)『クラウドソーシング活用セミナー|基礎編』開催決定
クラウドソーシングとは、インターネットを活用して企業と個人が直接つながり、仕事の受発注が できる新しい仕組み。基礎編では、働き方の選択肢を広げ、持続可能なワークスタイルの踏み出し方「パラレルキャリア」 についてお話しいただきます。 また、プラットフォーマー3社より、プラットフォームの特徴、活用事例だけでなく、クラウドソー シングの魅力、可能性、スキルシェア活用が実現する新しい働き方についてお話しいただきます。
講師
・株式会社ココナラ ビジネスグループ 事業開発 ⻘山 尚平氏
・株式会社エムフロ メディアDiv. マネージャー 渡邉 潤氏
■プログラム
1.「私にできること」を知ろう!
2.クラウドソーシングプラットフォーマー3社が登壇
クラウドソーシングの有効的な活用方法 活用事例やサービスの特徴、活用事例のご紹介 クラウドソーシングの魅力や可能性
開催日
10月27日(木) 15:00〜17:00
参加費
無料
主な対象
千葉市内の創業者・創業者予定者・中小企業者
定員
60名(会場:30名、オンライン:30名)
参加方法
会場「ちばセミナールーム」またはオンラインでご参加いただけます。
セミナーお申し込み方法
下記応募フォームよりお申し込みください